第1回(06年 6月13日)
◆第1回OSDL-Japan Linux Symposium
日時: 2006年6月13日(火曜日)9時~17時
場所: 社団法人日本建築学会 建築会館 ホール 港区芝5-26-20 TEL: 03-3456-2016 http://www.aij.or.jp/jpn/hall/
参加者: 約130名
参加対象: Linuxに関心があるソフトウェア開発者/ オープンソースのソフトウェア開発に貢献したい開発者
[テーマと講演者、資料へのリンク]
1. Kernel Direction:Andrew Morton(OSDL)
カーネル開発における立場と方向性 (Andrew Morton氏) 今回のプレゼンテーションではパブリック・カーネルにおける現状と、近未来の方向性を取り上げる。 ストレージ管理、メモリ管理、メモリホットプラグ、RAS機能といったエンタープライズ機能に重点を置いて話を行う。
資料はここにあります。
2. Network:Hideaki Yoshifuji(Keio Univ.) / Steve Hemminger(OSDL)
-IPv6 Stack Overview (吉藤英明氏)
まもなく10年を迎えるLinux IPv6実装を概観し、その将来を展望するとともに、その品質の維持に重要な役割を果たしている自動試験システムについて紹介する。 資料はここにあります。
-Linux ネットワーキングにおける最近のトピック (Stephen Hemminger氏)
Linuxのネットワークスタックは常にアップデートされ、改良されている。 ここでは、ネットワークデバイスドライバー、仮想化、TCPの輻輳制御に対する現在の課題と最新の変更について話す。最近のOSDL デスクトップ・ワイヤレスネットワークサミットでの成果についても扱う。 ネットワークの将来に対する洞察にもふれる。 資料はここにあります。
3. Xen:Chris Wright(RedHat)
Xenの仮想化とLinux (Chris Wright氏) 学術的な面、そして商業的な面の双方において、仮想化テクノロジーはかなりの歴史があるにもかかわらず、新たな復活の時を向えている。その中でXenとLinuxは、高性能な仮想化機能をコモディティHWにもたらしている。 この講義ではXenアーキテクチャーと、そのプロジェクトの現状について取り上げる。 XenのLinuxでの改良のための、進行中の作業について話を行う。 Xenのロードマップについても触れる。
資料はここにあります。
4. git Tutorial:Junio Hamano(Twin Sun, Inc.)
gitの紹介 (Junio C.Hamano氏) 過去数年において、gitは、Linux カーネル開発のマネージメントに用いられているソースコードリビジョン管理システムである。 ここでは、現在のメンテナーが、そのシステムの紹介とリポジトリのクローン化についての基本操作、履歴の検査、ブランチの方法、コミットとマージの仕方についてデモを行う。
資料はここにあります。
[パネルディスカッション]
※ 「どうすれば、日本発の提案が開発コミュニティに受け入れられるか」をテーマとして、以下のメンバーにて、パネルディスッカションしました。
* Tom Hanrahan氏(OSDL) * 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 吉藤英明 氏 * VA Linux Systems Japan 技術本部長 高橋浩和 氏 * Twin Sun, Inc. Junio Hamano氏 * NEC OSS推進センター グループマネジャー柴田次一 氏
資料:
パネルディスカッション資料 (Junio C.Hamano氏)
【パネルディスカッションの概要】
以下はパネルディスカッションの概要ですが詳細なレポートはここにありますのでご参照ください。
今回のパネルディスカッションでは、Linuxカーネルやそれに関連する重要なソフトウェアの開発コミュニティで重要な役割を果たしてきたエンジニアの方々に、ワールドワイドに行われている大規模なオープンソース開発コミュニティにおいて、彼らはどのようにして信頼を得て、重要な役割を担えるようになったのか、それぞれの経験に基づいた率直な意見や提言を披露してもらいました。
★「To make OSS Developers」――高橋浩和さん(VA Linux Systems Japan技術本部長)場合
高橋さんは、「オープンソースソフトウェアに関して何かをやろうと思ったら、そこで活動している多くの開発者たちといかにコミュニケーションをとるかが重要です。」ということを中心に話していただきました。
★USAGIプロジェクトの経験――吉藤英明さん(慶應義塾大学 政策・メディア研究科)場合
吉藤英明さんは、基本的なこととして「唐突に大規模なパッチを送ってはいけない」ということ指摘しました。
★Linus君と仕事をしてボクが習ったこと――濱野純さん(Junio C. Hamanoさん)(git開発メンテナー)場合
Junio C. Hamanoさんは、オープンソースソフトウェアの開発者になるには、どうすればいいのでしょうか?という点について話していただきました
★さらにAndrew Mortonのコメント
Andrew Morton は最後にこうコメントしました。「3名のパネリストの話しはとても判り易く説明してくれたので、私が追加することはもうあまりない。私が数年前日本に来た時よりも日本のエンジニアの皆さんのコミュニティに対する活動はたいへん活発になっていると思う。これはたいへん素晴しいことだ。引続き、皆さんがカーネルの機能を強化したり、バグをFIXしてくれることを期待している。皆さんが困ったり、判らなかったりしたら、メールを送って欲しい。どんなことでも構わないし、個別のメールであっても構わない、メールで連絡をして欲しい。皆さんからの連絡を待っている。」
[ホットトピックディスカッション]
* カーネル / Linux仮想化技術
資料:
ホットトピックディスカッション - Large System issues
ホットトピックディスカッション - Next Gen File system (EXT4)
ホットトピックディスカッション - 仮想化技術



