第6回(07年11月 1日)

第6回 The Linux Foundation Japan Symposium 開催概要
日 時 2007年11月 1日(木曜日)9時45分 ~ 17時30分(9時15分受付開始)
場 所 TEPIAホール
http://www.tepia.jp/access/
東京都港区北青山2-8-44 TEPIAプラザ4F
参加費 無料 (事前登録制)
定 員 130名 (定員となり次第 受付終了)
対 象 Linux に関心があるソフトウェア開発者、 オープンソースのソフトウェア開発に貢献したい開発者

プログラム内容、講演者
今回のシンポジウムでは、いま世界中の注目を集めているLinux Virtualizationの開発リーダ達が一堂に会して、Virtualizatonの技術動向と今後の展望について講演しました。

  1. Linux Virtualization Update --- Chris Wright(Red Hat)
    ここ1年のLinux Virtualizationの進化・変化は目覚しいものがある。Linuxは、大いに成長を遂げ、ゲストOSとしてpara-virtualization最適化を完成させ、同時に、ホストOSとしての機能も具えるようになった。本講演では、Linux Virtualizationで何が成し遂げられたかを振り返り、また、将来のLinux Virtualizationに何を期待するかを説明した。
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  2. KVM: A hypervisor for all seasons --- Avi Kivity(Qumranet Technologies)
    Linuxカーネルネィティブの仮想マシンモニタであるKVMは、豊富な機能を備え、 かつ、高い移植性を持っている。Linux自身と同じように、KVMは広く、組み込み システムから、X86アーキテクチャーのクライアントやサーバ、さらには、IA64 やIBMメインフレームにまで適用可能である。 本講演では、KVMの仕組み、およ び、KVMの柔軟性の秘密を説明した。
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  3. Virtualizing older hardware: lguest/kvm-lite --- Anthony Liguori(IBM)
    lguestは、Linux上でLinuxをゲストOSとして動作させることを可能とするx86(32ビット)用の小型ハイパーバイザである。最初は、Linuxのparavirt_opsの仕組みをデモするために作られたものであったが、いまや、KVMにマージされ、旧型ハードウェアを有効活用するためのツールとして利用され始めた。本講演では、lguestとkvm-liteのアーキテクチャーを解説し、ハードウェアにVT/SVMの備わっていないx86システムを仮想化するというチャレンジについて説明した。また、lguest/kvm-liteをia64のような他のアーキテクチャーのシステムに移植する仕事についても触れた。
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  4. ストレージエリアネットワークの開発動向とLinux Kernel Summit報告 --- 藤田智成(NTT)
    仮想化技術と共に運用されることが多いストレージエリアネットワーク技術に関するLinuxの開発状況,及び,9月に開催されたLinux Kernel Summitについて紹介した。
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  5. パネルディスカッション--Virtualization---(Chris Wright、Avi Kivity、黒羽法男:富士通)
    Virtualizationの実装は、Hypervisorの一般化に伴い急速に進歩した。今後もこの進化は続くと予想される。OSの観点で見ると、仮想環境の実現手法は、2つに整理される。すなわち、ひとつは、OSバイナリを変更しないfull-virtualizationであり、もうひとつは、OSが仮想環境を意識し、OSとHypervisorが連携するpara-virtualizationである。今回のパネルでは、ゲストOSのドライバの確保がいかに行われるか、para-virtualizationで、OS-Hyperviosrのインターフェースが長期的に安定するか、などなど、今後のVirtualizationの方向性を見通す。さらに、今後の開発に向けた、開発貢献への期待を述べてもらった。パネルディスカッションの概要はここに掲載しています
  6. パネルディスカッション--コミュニティ:Kernel Summit ---(Ted Tso:IBM、Chris Wright、Markus Rex、柴田次一:NEC)
    9月に実施されたカーネルサミットの話題を中心に、Linuxカーネルを開発するメンテナ達と今後の方向性について議論した。
    本パネルでは、カーネル開発に参加する開発者のために、最新の動向を日本に伝え、また、同時に最近のカーネル開発コミュニティから見た、日本の技術者への期待なども話してもらった。具体的には、カーネルサミットで話題になった、ディストリビュータの方向性とコミュニティとの議論、スケーラビリティ、メモリ管理、KernelQuality、Realtimeなどの技術課題の状況、さらに、The Linux Foundationの代表としてMarkus Rexがカーネルサミットに参加しましたが、ユーザ側の意見をカーネルサミットで説明したときの様子などを報告してもらった。パネルディスカッションの概要はここに掲載しています