カスタム QR コードを自動生成し オープン ソース コンプライアンスを保証する新ソフトウェア ツール
2012 年 5 月 30 日 サンフランシスコ発 – Linux の成長加速に取り組むグローバルな非営利団体である The Linux Foundation (略称: LF) は、The Linux Foundation FOSS Bar Code Tracker (バーコード トラッカー) の公開を発表しました。
MIT ライセンス準拠のオープン ソース プロジェクトとして公開されたこの新しいソフトウェア ツールは、製品ごとに自動生成されたカスタム QR コードを用いることにより、オープン ソース コンポーネントの追跡/レポートを簡略化することを目的としています。QR コードには、製品に含まれているフリー & オープン ソース ソフトウェア (FOSS) に関する重要な情報 (コンポーネント名、バージョン番号、ライセンス情報、ソースコードのダウンロード用リンクなど) が入っています。
Linux などのオープン ソース ソフトウェアの使用は、モバイルや消費者家電製品の分野で急増し続けています。製品に含まれるソフトウェア コンポーネントとライセンスの追跡は、熱心なコンプライアンス オフィサーや技術マネージャーにとっても困難な作業でしょう。この FOSS バーコード トラッカーを利用すれば、開発チームが各自の FOSS の部品表 (Bill of Materials) を作成したり、各製品に含まれている FOSS コンポーネントを識別したり、コンプライアンス履行のためにサプライチェーン全体で重要情報を簡単に更新/共有したりできます。
企業が SPDX™ (サプライチェーン内のベンダー向けのライセンス情報標準定義フォーマット) などのオープンソース ライセンス コンポーネント向け標準フォーマットを採用していれば、FOSS バーコード トラッカーがその標準ファイルをロードし、必要な QR コードを生成します。
Software Freedom Law Center のエグゼクティブ ディレクターである Eben Moglen 氏は、次のように述べています。
「サプライチェーンはますます分散化されており、ライセンス コンプライアンス プロセスを簡略化、高速化、および合理化する必要があります。The Linux Foundation の新しい FOSS Bar Code Tracker は、誰もが使えるツールによってこれを解決します。このプロセスの自動化は、FOSS 開発者にも、製品に FOSS を組み込むメーカーにも、そして購入製品から最大価値を得ようとするユーザーにも利益をもたらすでしょう。」
The Linux Foundation オープン コンプライアンス プログラムの一環として開発されたこの FOSS バーコード トラッカーは、一次元バーコード、データ付き QR コード、または外部リンク用 QR コードを生成できるため、利用者がボタンを押せば、製品のコンプライアンス基本情報を見ることができるようになります。
FOSS Bar Code Tracker には、さらに次のような機能があります。
・ コンプライアンス レコードの操作: 作成、検索、変更、複製、および削除。
・ 一次元バーコード、QR コードに対応
・ 企業情報、コンプライアンス担当者情報、フロントエンド Web サイトなどを設定するための高度なシステム コンフィギュレーション
・ ライセンスを管理するためのライセンス パネル
The Linux Foundation のエグゼクティブ ディレクターである Jim Zemlin は次のように述べています。
「The Linux Foundation は、オープン コンプライアンス プログラムを通じて、"企業はオープンソース ソフトウェアを追跡/レポートするためのフリーソフトウェア ツールを切実に求めている” ということを学びました。この新しい FOSS Bar Code Tracker は、製品内のソフトウェア情報を追跡/レポートするために必要なリソースを大幅に減らすだけでなく、Linux / OSS で今日のモバイル/消費者家電市場に挑んでいる企業に、さらなる自信を与えます。」
詳細情報、ツールのダウンロード、およびプロジェクトへの参加方法については、 http://compliance.linuxfoundation.org をご覧ください。
The Linux Foundation のオープン コンプライアンス プログラムには、各種ツール、トレーニング カリキュラム、自己診断チェックリスト、および FOSS 開発者とコンプライアンス オフィサーとを結ぶコンプライアンスディレクトリが含まれています。これらのリソースは、コンプライアンス プログラムの作成および管理の基本概念を理解し、各企業が自社のコンプライアンス プラクティスを業界のベスト プラクティスと比較/評価できるように構成されています。
また、オープン コンプライアンス プログラムには SPDX™ も含まれています。 SPDX™ は、ソフトウェア パッケージに含まれるすべてのランタイム依存ファイルのライセンス情報および著作権情報の標準レコードを提供します。SPDX™ を利用する企業とそのサプライヤーは、ソフトウェア情報やコンプライアンス情報を標準フォーマットで簡単に交換できます。この標準的な交換方法は、コンプライアンスの分野で欠落していた重要な部分です。詳細については、オープン コンプライアンス プログラムの Web サイトをご覧ください。
■ The Linux Foundation について
The Linux Foundation は、Linux の成長促進に取り組む非営利のコンソーシアムです。
2007年に設立された The Linux Foundation は、Linux 創始者である Linus Torvalds の活動を支援し、メンバーやオープン ソース開発コミュニティのリソースを集結することにより、Linux OS の推進、保護、および発展に努めています。The Linux Foundation は、LinuxCon などのLinux カンファレンスを開催するほか、独創的な Linux 研究を行ったり、Linux プラットフォームの理解を深めるためのコンテンツを創造したりすることにより、協業と教育のための中立なフォーラムを提供しています。
Linux.com (Linux.com JAPAN) などの Web 情報は、毎月約 2 百万人の人々に利用され、重要な Linux ビデオ リソースなどが提供されています。The Linux Foundation では、Linux カーネル コミュニティの著名な開発者がインストラクターを務める各種の Linux トレーニングを開催しています。
The Linux Foundation の詳細については、www.linuxfoundation.org (英語) または www.linuxfoundation.jp (日本語) を参照してください。また、ツイッターで、http://www.twitter.com/linuxfoundation および https://twitter.com/Linux_Fdtn_JP をフォローしてください。
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商標について:
The Linux Foundation、Linux Standard Base、MeeGo、Tizen および Yocto Project は The Linux Foundation の商標です。
Linux は Linus Torvalds の商標です。





