スーパー コンピューターで Linux 断然優位: Linux ユーザーに朗報

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iPad や最新 Android リリースの騒ぎとは少し種類が違いますが、先週の「世界のスーパー コンピューター ランキング トップ 500」のニュースは、特に Linux ユーザーには重大ニュースです。なぜなら Linux がスーパー コンピューティングで優位に立ち続けているからです。今年も優位はさらに不動のものとなりました。トップ 500 のうちの 470 システムが Linux OS を採用しています。残りは Unix が25 システムで、そのうちの多くを AIX が占めました。Windows を採用しているのはわずか 5 システムでした。OS の詳しい内訳については、こちらで確認できます。さらにコミュニティ Linux と 有料 Linux の内訳について、Jay Lyman がこちらで分析しています。

ふだん気にしませんが、私たちは毎日スーパー コンピューターに依存して生活しています。正確な気象予報ができるのは、スーパー コンピューターが大気をモデル化してくれるおかげです。(もっといい例があるかもしれません。)これらのコンピューターは、国防にも使われています。また、宇宙探査、ウィルスの感染拡大のモデル化、ヒトゲノムの配列解析などにも使用されています。

なぜ Linux ユーザーは関心を寄せるのでしょう? それは、IBM、HP、Fujitsu、Cray などのスーパー コンピューター メーカーによって行われた作業がカーネルに反映され、最終的にすべてのユーザーが恩恵を受けるからです。今日のデスクトップ PC の性能は、少し前のスーパー コンピューターの性能に匹敵します。数年前のスーパー コンピューターの要件を満たすために進化したマルチコア テクノロジが、現在は金融サービス企業の商取引に応用され、企業を助けています。

こんなことを考えたのは、現在、10 月 10 日から 12 日にニューヨークで開かれる Linux End User Summit のコンテンツに取り組んでいるせいでもあります。そこでは、スーパー コンピューター カスタマーや金融サービス企業をはじめ、世界最大規模の Linux エンド ユーザーを招いて、Linux の開発者やメンテナーとの協力が実現します。テーマとしては、リアル タイム カーネル、低遅延システム、サブ 10 ミリ秒の粒度でカーネルを監視する方法、などがあります。Linux の強化を考えているエンド ユーザーの皆様は、ぜひこちらから招待券をお申し込みください。Collaboration Summit でも、私たちは高性能コンピューティング企業と協力してきました。今年の HPC (High Performance Computing) トラックは特に盛況でした。

スーパー コンピューター ビジネスは成長を続けています。先週、富士通は、スーパー コンピューターの売り上げ高 10 億ドルを目指しており、世界最高速となるであろうスーパー コンピューターを開発中であると発表しました。この BusinessWeek の記事によれば、そのコンピューターは、「8 万個のプロセッサを接続し、1 秒間に 1 京回、つまり現在の最高速コンピューターの 4 倍以上の演算を実行できる」ということです。スーパー コンピューターなどの高性能コンピューターのユーザーは、モバイルやデスクトップのユーザーや企業ユーザーとは明らかに異なる方法で Linux を強化しています。私たちはみなスーパー コンピューティングの科学的な進化の恩恵を受けていると同時に、私たちもががんばって、Linux ユーザーや Linux エコシステムを良くして行きたいと思います。
 
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