The Linux FoundationがIoTデバイス開発用に設計されたオープンソースのリファレンス ハイパーバイザー プロジェクトを発表

Project ACRN Logo

柔軟かつ軽量なリファレンス ハイパーバイザーACRN™ – インテルからの重要なコード コントリビューション

2018年3月13日オレゴン州ポートランド発(Embedded Linux Conference)The Linux Foundationは、ACRN™(読み方 : acorn / エイコーン)と呼ばれる新たな組み込みリファレンス ハイパーバイザー プロジェクトを発表しました。インテル(Intel® Corporation)のエンジニアリングとコード コントリビューションにより、ハイパーバイザーはリアルタイムとセーフティ クリティカルを考慮して構築され、組み込み開発を合理化することに最適化されています。同プロジェクトは、業界をリードする企業がIoT(Internet of Things)専用のオープンソースの組み込みハイパーバイザーを構築するためのフレームワークを提供します。

ACRNは2つの主なコンポーネントである、ハイパーバイザーと豊かな入出力メディエータを備えたデバイス モデルから構成されます。インテルの仮想化技術における経験とリーダーシップは、このハイパーバイザー ソリューションの初期開発で極めて重要でした。

The Linux Foundationのエグゼクティブ ディレクターであるJim Zemlinは、次のように述べています。
プロジェクトACRNにより、組み込み開発者はすぐに利用可能な新しいハイパーバイザーの選択肢を得ました。リソースに制約のあるデバイスの最適化と、セーフティ クリティカルなワークロードを分離し優先することへのフォーカスは、プロジェクトを多くのIoTユースケースで適用可能にします。私たちはプロジェクトACRNを歓迎するとともに、組み込み開発者を新しいコミュニティへの参加に招待することを嬉しく思います。

開発者は、異なるユーザーやプロバイダーが考慮するセーフティ クリティカルなワークロードに対応するのに十分な柔軟性をもつ、ACRNの小さなリアルタイム フットプリントを利用することができます。ミックス クリティカルで多様なIoTワークロードを1つのプラットフォームに集約することは、開発・デプロイメントにかかるコストを削減し、より合理化されたシステム アーキテクチャを実現します。その一例が、自動車アプリケーションの電子制御ユニット(ECU)の統合です。オープンソースのハイパーバイザーは複数ありますが、組み込み・IoT製品用に最適化されたオープンソースのハイパーバイザー ソリューションのACRNのビジョンを共有するものは存在しません。

インテルのオープンソース テクノロジー センターのコーポレート バイス プレジデント 兼 ゼネラル マネージャーであるImad Sousou氏は、次のように述べています。
「ACRNは、LinuxベースのサービスOSと、ワークロードを統合するパワフルなソリューションを提供する複数タイプのゲストOSを同時に実行する能力を備えます。この新プロジェクトは、リアルタイムでセーフティー クリティカルな懸念事項に配慮し、IoTに有意義なイノベーションをもたらすように設計された、柔軟で軽量なハイパーバイザーを提供します。」

ACRNは、オープンソース・組み込み・IoTコミュニティからのインプットを取り入れ、プロジェクトへの協力とコード コントリビューションを推奨します。プロジェクトの初期メンバー企業は、ADLINK®、Aptiv®、Intel® Corporation、LGE®、Neusoft® Corporationです。詳細についてはこちらをご覧ください。

初期メンバーの声 (原文)

“The lack of open source virtualization solutions for embedded, real-time, and safety-critical systems has been greatly hindering consolidation and to some extent the most interesting forms of fog computing,” commented Angelo Corsaro, chief technology officer of ADLINK Technology Inc. “The release of ACRN as a Linux Foundation project by Intel will be a game changer as it brings the agility and manageability of virtualized environments into embedded and real-time systems. This will be a key enabler toward making the Industrial Internet of Things happen for real.”

“This approach from Intel fits very well within our product roadmap and is a welcomed approach that will meet our customers’ desire to have more open source reference solutions,” said Lee Bauer, vice president, Mobility Architecture Group of Aptiv. “Aptiv is excited to be a part of this new project, ACRN, and with it usher in a new era of flexibility and scalability for our mobility IoT product solutions.”

“Because ACRN will allow for faster feasibility checking of ECU consolidation, it will benefit our growing vehicle components business,” said Seongpyo Hong, vice president of LG Electronics. “As a result, we will be able to respond more quickly to OEMs’ customized requirements and will continue to play a key role in contributing to the ACRN project.”

“As Intel’s strategic partner, Neusoft is pleased to join Intel in project ACRN,” said Meng Lingjun, vice president of Neusoft Corporation and the general manager of Neusoft Automotive. “ACRN has landed in China’s automotive electronics industry with practical implementation. I believe ACRN can meet the development requirements of IoT technology. We’re pleased to work with open source communities and introduce ACRN into the ecosystem.”

The Linux Foundationについて

The Linux Foundationは、オープン テクノロジの開発や商用展開を加速するエコシステム構築のための組織として、世界のトップクラスの開発者や企業から選ばれています。The Linux Foundationは世界中のオープンソース コミュニティと協力して、史上最大の共有技術投資を作り出すことにより、難解な技術問題を解決しています。2000年に創設されたThe Linux Foundationは、オープンソース プロジェクトをスケールするためのツール、トレーニング、およびイベントを提供しており、それらのプロジェクトが協力し合い、1社だけでは成し得ない経済的影響を実現しています。詳細については、www.linuxfoundation.org を参照してください。

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