テレコム業界がオープンソースに移行

By 2月 14, 2019 2月 20th, 2019 Blog

LF Networkingは、さまざまな参加者が貢献し、関連技術を強化できるアンブレラ プロジェクトを作成することで、テレコム業界のカタリストになりました。

テレコム業界は、第4次産業革命の渦中にあります。IoTデバイス関連であれモバイル エンターテイメント関連であれ、現在の経済はインターネット上で運営されます。

しかし、ネットワーキングを支えるバックボーンを動かしているのは従来型の技術です。一部のテレコム企業は何世紀も前からの存在であり、その巨大なインフラストラクチャを近代化する必要があります。

幸運なことに、この業界は興隆しつつある技術の最前線にいます。AT&T、Verizon、China Mobile、DTKなどの企業は、オープン ソース技術を取り入れて、高スピードで未来に向かっています。そして LF Networkingは、この変容の中心を占めています。

Linux Foundationのネットワーキング分野のゼネラル マネージャー Arpit Joshipura は、昨年秋にバンクーバーで開催されたOpen Source Summitで次のように述べています。「2018年は、すばらしい年でした。140年もの歴史を持つテレコム業界がLF Networkingによって従来のプロプライエタリからオープンソース技術に移行していきました。」

現在LF Networkingのメンバーは100社を超え、これらのテレコム事業者の利用者により世界の通信の約7割で使われています。これらのメンバーは、LF Networkingでアクティブにソフトウェア開発に参加しています。メンバーは既存のプロジェクトでコラボレーションを行い、社内で開発したコードをFoundationに寄付し、オープンソースとして公開しています。

たとえば、AT&T は仮想ネットワークに関する成果物を ONAP として Linux Foundation に寄付しています。このプロジェクトは現在、他の企業の運用環境で使用され、AT&Tはそれと引き換えに、同業者がコード ベースを進化させるために作成した成果物を活用しています。

Joshipura は、次のように述べています。「金額にすると5億ドル以上の価値があるソフトウェアのイノベーションがオープンソース コミュニティで作成されました。テレコム業界が次世代のネットワークを構築するために Linux Foundation をベースとするオープンソースを使用していくことは、もはや間違いありません。」

テレコム トランスフォーメーション

テレコム業界におけるこの変容のすばらしい点は、他の業界とは異なり開発者が変化を推進し、トップのリーダーシップが変化の全面的な擁護者となっていることです。

LF Networking は、さまざまな参加者が集まり、貢献し、関連技術を強化できるアンブレラ プロジェクトを作成することで、業界を支えるカタリストになりました。

現在の LF Networking は、運用環境でこれらの技術がさらに利用されるように力を入れています。Joshipura は次のように述べています。「ただし、次のゴールは、ネットワーキングがプロジェクト間のコラボレーション、業界間のコラボレーション、コミュニティ間のコラボレーションをどのように可能にするか、ブロックチェーンがどのようにテレコムに影響を与えるか、テレコムがどのように Kubernetes を使用してクラウド ネイティブになるかを見届けることです。」

ネットワーキング コミュニティの最も有望な領域の1つは、最近作成された新しいLF Edgeアンブレラ プロジェクトで見られるようなエッジ コンピューティングです。この領域では、5G、自動運転など多数のイノベーションが起こっています。 Joshipura は次のように述べています。「これらのプロジェクトが集まり、コラボレーションが行われ、エンド ユーザーとメンバーに多くの価値がもたらされることが狙いです。」

Linux Foundation には幅広い種類のプロジェクトがありますが、その多くは個別にコードを開発しています。Joshipura は、このようなプロジェクトが密接にコラボレーションすることを望んでおり、 次のように述べています。「私たちは、VNF(Virtual Network Functions)という考え方を持っています。これをどのようにクラウドネイティブにするかが課題です。CNF(Cloud Native network Functions)と呼ばれるプロジェクトを作成しましたが、ONAP コミュニティ、ネットワーキング コミュニティ、Kubernetesコミュニティと協力して、ネットワーキング コミュニティが面している問題を解決する必要があります。」

現在の勢いとコミュニティのサポートにより、LF Networkingは順調に道を切り開きつつあります。

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Swapnil Bhartiya

Swapnil Bhartiya is a journalist and writer who has been covering Linux and Open Source for more than 10 years.
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