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The Linux FoundationがLinuxカーネル開発年次レポートを公開

By 10月 24, 20171月 25th, 2018Press Release, The Linux Foundation

最新版の年次レポートが示すのは、継続的な成長を見せるLinuxカーネルへの関心と参加、そして加速する修正速度

2017年10月25日 プラハ (Open Source Summit Europe) 発 – オープン ソースによる大規模イノベーション実現に取り組む非営利組織The Linux Foundationは、2017年版Linuxカーネル開発レポートがまもなく公開されることを発表しました。このレポートは、この10年以上にわたる15,600人の開発者の業績、および最近の動向を解析しています。
これは年次ベースで公開されているレポートの第8版で、Linux のカーネル開発の過程や、コンピューター市場最大の共同開発プロジェクトを定義する活動内容がわかります。今年の報告書はLinux カーネル4.13までの作業をカバーしており、4.8から4.13にフォーカスしています。前回のレポートは、2016年8月に公開され、3.19から4.7にフォーカスしていました。

今年のレポートの概要は、以下のとおりです。

  • Gitの導入で詳細な追跡が可能になって以来、1,400 社以上の企業に属する約15,600人の技術者がLinuxカーネル開発に貢献しています。前回のレポート以降、500社以上の企業を代表する4,300人以上の開発者がカーネル開発に貢献し、その約3分の1に当たる1,670人が新規貢献者でした。
  • 昨年のレポート以降Linuxカーネル開発を支援しているトップ10企業は、Intel、Red Hat、Linaro、IBM、サムスン、SUSE、Google、AMD、ルネサス、ならびにMellanoxです。レポートには貢献組織のトップ30リストも掲載されています。
  • Linuxの開発速度は継続して増加中であり、開発者の数も、開発のプロセスに関与する企業の数も増加中です。1時間あたりにカーネルに承認される変更数は平均8.5件で、前回のレポートの7.8件から大きく増加しており、毎日約204件、毎週1,400件以上の変更があることになります。リリースに要する平均開発日数は、66日から67.66日とわずかに増加していますが、リリース間隔は63日か70日 (9週間か10週間) のいずれかに落ち着き、予測しやすくなっています。4.9と4.12の開発サイクルは、Linuxカーネル プロジェクトの歴史の中で最もパッチ率が高いのが特徴です。
  • 無報酬の開発者の数は安定化しつつあるようで、これらの開発者が貢献全体の8.2%の貢献をしており、昨年のレポートの7.7%からわずかに増加しています。ただし2014年の調査の11.8%より大幅に減少しています。これはカーネル開発者が不足し、高品質なパッチを提出する能力がある人物は職を探す苦労がないことを表しているようです。

このレポートは、Jonathan Corbet (Linuxカーネル開発者兼 LWN.netエディター) とGreg Kroah-Hartman (Linuxカーネル メンテナー兼Linux Foundationフェロー) による共著です。今年のレポートは、17人のLinuxカーネル開発者やメンテナーのインタビューも特集しています。

Linux Foundation のエグゼクティブ ディレクター Jim Zemlin は次のように述べています。
「Linuxカーネルへの驚異的な貢献・参加度は、カーネル コミュニティの変わらぬ強さと拡張性を表しています。このレポートは、史上最も重要なソフトウェア プロジェクトの1つにとって、共同開発という手法がどれほどすばらしい効果を発揮しているかがよくわかる重要な資料です。」

このレポートは以下のサイトからダウンロードできます。
https://www.linuxfoundation.org/2017-linux-kernel-report-landing-page/

このホワイトペーパーは、The Linux Foundationが主催する招待者限定のLinux Kernel Summit (Open Source Summit Europeと併催) において本日リリースされます。Open Source Summitには、2,000人以上の開発者、運用者、およびコミュニティ リーダーシップ プロフェッショナルが集結し、Linux、コンテナ、クラウド コンピューティングをはじめとするオープン技術について協業し、情報共有し、その最新情報を学びます。このイベントは、従来のLinuxCon、ContainerCon、およびCloudOpenと、新しいOpen Community ConferenceやDiversity Empowerment Summitを統合したものです。詳細情報や基調講演のライブ配信については、こちらを参照してください。
http://events.linuxfoundation.org/events/open-source-summit-europe/program/live-video-stream

その他の資料

The Linux Foundationについて

The Linux Foundationは、オープン テクノロジの開発や商用展開を加速するエコシステム構築のための組織として、世界のトップクラスの開発者や企業から選ばれています。The Linux Foundationは世界中のオープン ソース コミュニティと協力して、史上最大の共有技術投資を作り出すことにより、難解な技術問題を解決しています。2000年に創設されたThe Linux Foundationは、オープン ソース プロジェクトをスケールするためのツール、トレーニング、およびイベントを提供しており、それらのプロジェクトが協力し合い、1社だけでは成し得ない経済的影響を実現しています。詳細については、www.linuxfoundation.org を参照してください。

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