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Automotive Grade Linux に新たに7メンバーが加盟

2018年6月5日 サンフランシスコ発 - コネクテッド カー向けの Linux ベース オープン プラットフォームを開発するオープン ソース共同開発プロジェクト Automotive Grade Linux (AGL) は、本日、Abalta Technologies、Airbiquity、Bose、EPAM Systems、HERE、Integrated Computer Solutions、および Sitech Electric Automotive の7社が同プロジェクトに参加したことを発表しました。AGL への支援と関心の高まりは衰えず、プロジェクト メンバーは120社を超えました。

The Linux Foundation の Automotive Grade Linux 担当エグゼクティブ ディレクターである Dan Cauchy は、次のように述べています。
「新メンバー7社の加盟を大変嬉しく思います。今回は世界中から、組込み、ソフトウェア、自動車技術分野のリーダー企業が集まり、中国の自動車メーカーも初めて加盟しました。新メンバーの専門知識を得て、引き続き当プロジェクトのインフォテインメント プラットフォームを拡充し、車両-クラウド間 (V2C) 接続や仮想化などの機能を構築していきたいと思います。」

AGL は、今月 (6月20日~22日) 東京で開催される Automotive Linux Summit (ALS)  にダイアモンド スポンサーとして参加します。ALS は、Open Source Summit Japan と同日・同会場で開催され、自動車向け Linux のイノベーションを牽引する開発者コミュニティと、自動車分野における組込み機器の未来を開くためにコードを提供・使用するベンダーやユーザーとを結びつけます。ALS には、コネクテッド カー向けフル オープン ソフトウェア スタックの開発・導入を促進するグローバル企業から1,000人以上の参加者が集います。詳しいスケジュールや登録情報については、こちらを参照してください。

新メンバーの声

Abalta Technologies

「Automotive Grade Linuxコミュニティに参加できることにわくわくしています。Abalta Technologiesはスマートフォンを活用することで、自動車メーカーやサプライヤーが、異なるプラットフォームでもシームレスに機能する驚異的なコネクテッド インフォテインメント体験を実現できるよう支援し、AGLとともに、自動車技術の継続的な発展を助けるオープン&コラボレーティブ エコシステムの創造・育成に取り組んでいきます。」
- Michael O’Shea氏 (Abalta Technologies社 CEO)

Airbiquity

「Airbiquityは、共通の基盤プラットフォームで新しい自動車製品・サービス向けのソフトウェアやエコシステムを開発することに価値を見出しており、AGLはその目的と合致しています。弊社はこのイニシアチブを支援し、20年以上培ったコネクテッド カー技術をAGLコミュニティに提供できることを楽しみにしています。」
- Suresh Ghelani氏 (Airbiquity社プロダクト戦略ディレクター)

Bose

「Boseは、Automotive Grade Linuxプロジェクトに参加することでThe Linux Foundationのオープンソース活動をサポートできて光栄です。AGLのようなコラボレーティブ イニシアチブから生まれる価値とメリットを理解しており、この重要な取り組みにぜひ貢献したいと思います。」
- Marc Mansell氏 (Bose Automotive Systems バイス プレジデント)

EPAM Systems

「オープン ソース ソフトウェアは、さまざまな業界でコスト効率のよいイノベーションと製品開発に重要な役割を果たしており、特に自動車業界で顕著です。25年に及ぶソフトウェア エンジニアリングの専門知識とオープン ソース コミュニティへの熱心な貢献を誇るEPAMは、The Linux FoundationとAutomotive Grade Linuxに参加し、自動車におけるオープン ソースの可能性をフルに実現できることを誇りに思います。」
- Alex Agizim氏 (EPAM社 Automotive & Embedded Systems担当CTO)

Integrated Computer Solutions

「Integrated Computer Solutions (ICS) は、コネクテッド カー向けにオープンかつスケーラブルで構成しやすいプラットフォーム基盤の存在が必要であると確信しています。AmazonのAlexaプラットフォームに統合された、パワフルなHMIソリューションや音声ソリューションのUX設計・開発で培った弊社の技術をAGLに提供できれば幸いです。」
​- Roland Krause氏 (Integrated Computer Solutions (ICS) 社エンジニアリング担当ディレクター)

Sitech Electric Automotive

「中国を代表する自動車メーカーの一社として、AGLに加盟できて光栄です。また、アジアにおけるIVIシステムの構築にオープン ソースをより良い形で取り入れたいと思います。弊社は、AGLコミュニティとのコラボレーションがインフォテインメント開発を強化すると確信しており、1つの統一プラットフォームで協力できることを楽しみにしています。」

HERE も The Linux Foundation と Automotive Grade Linux に加盟します。

Automotive Grade Linux (AGL) について

Automotive Grade Linuxは、コネクテッド カー向けフル オープン ソフトウェア スタックの開発導入を促進するオープン ソース協業プロジェクトです。AGLは、その中核にあるLinuxの機能と強みを生かし、自動車メーカーと技術系企業との連携によって共通のオープン プラットフォーム開発を実現しようとしています。そのようなプラットフォームがあれば、OEMはユーザー エクスペリエンスを完全制御でき、業界は必要な技術革新を速やかに行うことができます。AGLプラットフォームは誰でも使用でき、誰でもその開発に参加できます。詳細情報はこちらです。https://www.automotivelinux.org/

Automotive Grade Linuxは、The Linux Foundationがホストするプロジェクトです。Linux Foundation プロジェクトは独立した資金によるソフトウェア プロジェクトで、共同開発の力で業界やエコシステム全体のイノベーションを推進しています。

The Linux Foundation について

The Linux Foundationは、オープン テクノロジの開発や企業展開を加速するエコシステム構築のための組織として、世界のトップクラスの開発者や企業から選ばれています。The Linux Foundationは世界中のオープン ソース コミュニティと協力して、史上最大の共有技術投資を作り出すことにより、難解な技術問題を解決しています。2000年に創設されたThe Linux Foundationは、ツール、トレーニング、イベントなどを提供することでさまざまなオープン ソース プロジェクトの成長を助け、企業単体では実現できない経済効果の創出に寄与しています。詳細については、www.linuxfoundation.org を参照してください。

参考サイト

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メディアのお問い合わせ先

Emily Olin

Automotive Grade Linux

eolin@linuxfoundation.org

The Linux Foundation
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