通信サービス プロバイダーがオープンソース ネットワーキング ソリューションに圧倒的自信 ー 調査結果

新しい調査がオペレーターによるオープンソース使用の高まる成熟度と著しい技術革新を示す

2018年9月25日 アムステルダム発 (Open Networking Summit Europe) – オープンソースを通じた大規模イノベーションの実現に取り組む非営利団体であるThe Linux Foundationは、ネットワーキング テクノロジー分野におけるオープンソースに関する認識を測定する業界調査の結果を発表しました。今回の調査では、オペレーターによるオープンソース テクノロジー使用の成熟度の高まり、DevOpsおよびCI/CDなど現在進行中のイノベーション、クラウド ネイティブなど新たなテクノロジーを見据えた結果が示されています。

今回の調査はHeavy Reading社により行われました。マルチ クライアント調査はネットワーク全体にわたる6つのセグメント (DevOps自動化、クラウド ネイティブ、ビッグデータ & 分析、オープン ネットワーキング パフォーマンス、SDN、管理 & オーケストレーション:MANO) からなり、 ネットワーク トランスフォーメーションにおけるオープンソース ソフトウェアの重要性が継続的に高まっていることを示しています。注目すべき調査結果として、通信サービス プロバイダー (CSP) が新しい技術とアプローチに関して期待を超えるレベルの高度な認識を示しており、複数のドメインでのオープンソース ネットワーキング ソリューションの導入、オペレーション全体のプロセスのアクティブ オートメーションなどが含まれます。

LFNのエコシステム & コミュニティのバイス プレジデントである Heather Kirkseyは、次のように述べています。
「オープンソースが次世代ネットワークの重要な要素になると期待しているCSPの数から、DevOpsやクラウド ネイティブなど新しいテクノロジーの高まる重要性まで、オープンソースが成熟し続け現実に進展を遂げていることは励みになります。」

スポンサー企業である Affirmed/Intel、Amdocs、CloudOps、Ericsson、Netgate、Red Hat と共同で実施した今回の調査は、世界中から98社150人のCSP担当者による回答が含まれています。オープンソース ネットワーキング テクノロジーのオペレーターの認識と経験を調べる前例のない調査は、今日のネットワーキングにおけるオープンソース動向の包括的な結果をもたらしています。

主な調査結果

オープンソースの高まる重要性と成熟度

  • CSPの98%は、オープンソースのパフォーマンスに圧倒的な自信を持っており、オープンソース ネットワーキング ソリューションが従来のネットワークソリューションと同じレベルのパフォーマンスを達成できると確信しています。またCSPは実際のサービスでオープンソース ソフトウェアを徐々に活用しています。
    • 69%がオープンソース ネットワーキング ソリューションを製品ネットワークで使用しています。
  • SDNが特に顕著であり、60%近くのCSPが既にSDNを導入 (39%) または試用 (20%) していると報告しています。
    • 回答者の86%が、自社が使用するSDN製品がオープンソースであることが重要であると指摘しています。

著しい技術革新 : DevOps & CI/CD

  • 回答者の77%が自社の長期間のサービス デリバリーにDevOpsを不可欠 (41%) または重要 (36%) と考えており、調査結果はこのアプローチを導入するか否かから、いつどのように展開するか運用上の要素にフォーカスがシフトしていることを示しています。
  • CSPによるDevOpsの導入段階は各社それぞれですが、67%がDevOpsの一部を実装し、22%がDevOpsツールチェーンと方法を評価しています。DevOpsの導入予定がない回答は1%以下でした。

近い将来 : クラウドネイティブとInfrastructure as Code (IaC)

  • オープンソースは通信事業者業界で新しいレベルの成熟に達している一方で、一部のストラテジーは未だ新しいテクノロジーとして定義されています。
    • クラウド ネイティブ – クラウド ネイティブ ネットワーク機能 (CNF) への道のりは初期段階です。
      • 5%のみがKubernetesを導入しVNF/CNFを含む製品ワークロードを運用しています。
      • 他の34%はKubernetes/OpenShiftの導入を検討中であると回答しました。
    • Infrastructure as Code (IaC) ストラテジーは発展途上です。
      35%のCPSがInfrastructure as Codeの導入を検討中であり、22%は導入しているが運用面での課題があると回答しています。

調査結果は、オープンソースがサービス プロバイダーがネットワークを改革する方法の中核になっており、ネットワーク管理方法の基礎となる前提が進化していることを示しています。今までのところLFNがメンバーシップと幅広いコミュニティによるコラボレーションにより解決を支援することをコミットするには、成功と課題の両方があることが分かりました。

オペレーターが仮想化、自動化、ビッグデータ分析、クラウド ネイティブ プリンシプル、MANO、SDNを通じてどのように自社のネットワークの全てを変革する機会を得るかに関する詳細は今後調査される予定です。

今回の調査レポートはこちらからダウンロードできます。
https://www.lfnetworking.org/resources/

 

The Linux Foundationについて

The Linux Foundationは、オープン テクノロジの開発や企業展開を加速するエコシステム構築のための組織として、世界のトップクラスの開発者や企業から選ばれています。The Linux Foundationは世界中のオープンソース コミュニティと協力して、史上最大の共有技術投資を作り出すことにより、難解な技術問題を解決しています。2000年に創設されたThe Linux Foundationは、ツール、トレーニング、イベントなどを提供することでさまざまなオープンソース プロジェクトの成長を助け、企業単体では実現できない経済効果の創出に寄与しています。詳細については、www.linuxfoundation.org を参照してください。

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