CES 2019 Automotive Grade Linuxブース - Amazon Alexaインテグレーション、2019 Toyota RAV4、および20点のオープンソース自動車技術デモを展示

AGLが音声認識APIと近日リリースするプラットフォームをプレビュー : デンソー、ForgeRock、LG、パナソニック、ルネサス エレクトロニクスなど、AGL技術で動くコネクティッド カー サービス、オーディオ イノベーション、インストルメント クラスタおよびセキュリティ ソリューションをデモ展示

2018年12月7日 サンフランシスコ発 - 車載テクノロジー向けの共有ソフトウェアを開発するThe Linux Foundationのオープンソース プロジェクトである Automotive Grade Linux  (AGL) は、CES 2019において、アワードを受賞した AGL Unified Code Base (UCB) を使用したインフォテインメントおよびインストルメント クラスタに加えてAmazon Alexaを使用した新しい音声認識APIを展示します。

また、Westgate Hotel Pavilion内のAGLブース (ブース1614) では、 AGLベースのインフォテインメント システムを搭載した 2019 Toyota RAV4、およびAGLメンバー企業であるアイシンAW、Audiokinetic、Cognomotiv、デンソー、デンソーテン、EPAM Systems、Fiberdyne Systems、ForgeRock、Igalia、LG Silicon Valley Lab、Microchip、NTTデータMSE、パナソニック、ルネサス エレクトロニクス、SafeRide Technologies、Tuxera、VNC Automotiveによる自動車技術デモンストレーションを展示します。当ブースは2019年1月8日から11日までCESの展示時間に一般公開されます。

The Linux FoundationのAutomotive Grade Linux エグゼクティブ ディレクターであるDan Cauchyは、次のように述べています。
「私たちのゴールは、車内の全てのアプリケーションを音声操作可能にすることと、開発者がそれを実現するのを容易にすることです。CESにおいて Amazon AlexaによるAGLデモを通じて私たちの音声認識APIをプレビューすることに大変興奮しています。AGLベース製品の商用実装は引き続き市場に導入されており、私たちはブースでEntune 3.0を搭載した2019 Toyota RAV4をはじめとした20点のAGLデモを展示し、独自の革新的な製品・サービスを作り出すための出発点として企業がどのようにAGLプラットフォームを使用しているかご覧いただくことを嬉しく思います。」

AGL UCBプラットフォームは、先頃CES 2019イノベーション アワードを受賞しました。数多くのメンバー企業による協業プロジェクトを通じて開発されたUCBは、インフォテインメント、テレマティクスおよびインストルメント クラスタ アプリケーション向けのオープンソース ソフトウェア プラットフォームです。業界全体で一つのソフトウェア プラットフォームを共有することは、開発者が一度行った製品開発作業を複数の自動車メーカーに適用でき、開発者のグローバルエコシステムの成長を促進するため、断片化を減らし市場投入までの時間を早めます。新しい音声認識APIは複数のボイスエージェントをサポートしており、2019年1月にリリース予定のAGL UCB 7.0で使えるようになります。

多くのAGLメンバーは、UCBを自社の生産計画に組み込むことを既に始めています。Mercedes-Benz Vansは商用車向けの新しいオンボードOSの基盤としてAGLを使用しています(*2)。トヨタ自動車のAGLベースのインフォテインメント システムは現在世界中の車両に搭載されており(*3)、AGLブースの2019 Toyota RAV4で展示される予定です。

CES 2019におけるAutomotive Grade Linux デモ展示

AGLブースでは、AGLコミュニティが協力した開発したいくつかのコアUCBデモと、ALGメンバー企業による20点の製品とPoCデモを紹介します。

Core AGL UCB デモ

Amazon Alexa: AGLに統合された音声認識APIを通じてAlexaにアクセス。天気をチェックし、電話をかけ、音楽とオーディオ ブックを再生。
インストルメント クラスタ : スピードメーターとタコメーター、地図データやメディア プレイヤーの情報など、インフォテインメント システムからの情報を表示するセンター ディスプレイ。
インフォテインメント : メディア プレイヤー、チューナー、ナビゲーション、Webブラウザ、Bluetooth、WiFi、HVACコントロール、オーディオ ミキサー、車両コントロールなどのリファレンス アプリケーション

AGLメンバー企業によるデモ

  • アイシン AW AGLを使用した堅牢で安全なシステム : AGLベースIVIシステムとインストルメント クラスタなど安全機能を統合したシステムのアーキテクチャ
  • Audiokinetic Wwise Automotive : AGLプラットフォームに完全に統合されたWwise Automotive オーサリング、プロファイリング、リアルタイム編集ツールを使用したHMIおよびセーフティ アプリケーション向け聴覚ディスプレイ
  • Cognomotiv  車両システム ヘルススコア : AGL上で動作する Cognomotiv AIモデリング ソリューションで、オペレーション / ランタイム中の自動車システム全体のヘルスに動的にアクセスし、複数の自動車システム ( CAN、OBDII、Drive Compute) のリアルタイムデータを使用して欠陥、障害、故障、誤作動、誤動作の検出・予測などを行います。
  • デンソー  AGLコックピットシステム : コネクティッド カー サービスによる音声制御、自動パイロット ; Yelp、Spotify、パーキング アシスタント管理、異常検知
  • デンソーテン 車両データ デモンストレーション : ルネサス R-CARとインテル SoCをサポートするCANバスおよびLINバスの実車両データを使用したAGL車両データ デモンストレーション
  • EPAM Systems  Aos : コネクティッド サービス マネージメントおよびオーケストレーション システムであるAosにより、OEMとTier 1 OEMは、クラウドとオンボード コンピューターへのコネクティッド サービスのデプロイメントを管理できます。
  • Fiberdyne Systems  アドバンスト オーディオ プロセッシング : MOST150 INICnetを介してFiberdyneのCES 2019アワードを受賞した9チャネル アンプに接続された高度なDSPオーディオ ライブラリとグラフィカル ミキサー インターフェイスを搭載したルネサス R-Car M3プラットフォーム上のFiberdyneのAVIRT仮想サウンドカード実装が動作するAGLプラットフォーム
  • ForgeRock  Vehicle-to-Cloud セキュリティ&プライバシー : AGLアイデンティティとプライバシーレイヤーは、匿名とユーザー同意の両方のテレマティクス データのストリーミングなど、車両とクラウド間のコミュニケーションを認証・許可するための暗号による信頼性の高い車両のデジタル アイデンティティを確立し、車両からクラウドへのリアルタイムのデータ転送のアクセス制御を動的に管理します。
  • Igalia  Chromiumベースのランタイム : 異なるハードウェア アーキテクチャ上でネイティブおよびWebベースのIVIアプリケーションをシームレスに実行するAGL HMI。AGLプラットフォーム上で実行されるChromiumの最新バージョンとWebランタイムおよび新しいWebアプリケーション マネージャ (WAM) との統合により、IVIアプリケーションをネイティブ アプリケーションと同程度の統合およびセキュリティでHTML5上で実行できます。
  • LG Silicon Valley Lab  自動運転車両シミュレーター : BaiduのApolloによるLGのオープンソースUnityベースの3Dドライビング シミュレーターを紹介する自動運転車両コックピット。全てLGのWeb App Manager (WAM) 内で動作するEnactフレームワークを搭載したWebベースのダッシュボード(統合された後部座席のエンターテイメントを含む)からコントロールされています。LGの高く評価されるWebOSからAGLに簡単で柔軟なWebアプリケーション開発と優れたユーザー エクスペリエンスをもたらします。
  • Microchip  低レイテンシーINICnet™テクノロジーを使用したネットワーク マイク アレイ with AGL : AGLシステム上で動く集中型ルートノードから単一のツイストペア(UTP)銅線を介して分散されたマイクとマイク アレイに電源、ネットワーク、コントロールを供給する仕組みを紹介します。音声アシスタントや音声処理ソフトウェア (音声認識など) が、ハードウェアから完全に抽象化された標準APIを通じてAGLシステムと接続することの容易さもご覧いただけます。
  • NTTデータMSE  AGLに実装されたSmartDeviceLink (SDL)アプリケーション例 : AGL上の車両データを活用してドライバーの注意散漫を防ぐSDL対応アプリケーションの実行と、SDLポリシーサーバーと連携したSDL対応アプリケーションの権限の管理を紹介します。SmartDeviceLinkはスマート デバイスと車載インフォテインメント システムをつなげるテクノロジーです。
  • パナソニック  次世代AGLリファレンス システム : 車両に導入できるAGL開発のためのリファレンス ハードウェア プラットフォーム、およびヘッドマウント ディスプレイ (HMD) とリファレンス プラットフォームを使用したVRでのAGLコックピットシステム体験。
  • ルネサス エレクトロニクス  R-Car : AGL向けコネクティッド カー プラットフォーム ソリューション : ユニバーサルな接続性を備えたR-Car gen3ベースのアプリケーション サーバー コンセプト、Chromium上のクラウド支援型アプリケーションおよび、AGL上のAWSクラウド コネクター (greengrass core)
  • SafeRide Technologies  vSentry™ : マシン ラーニング / ディープ ラーニングのプロファイリングと将来においても有効な異常検出技術によるソフトウェア ネットワークとコネクティビティのための確定的およびゼロ誤探知プロテクションを組み合わせたコネクティッド車両、自動運転車両向けのマルチレイヤー サイバー セキュリティ ソフトウェア ソリューション (IDPS、ファイアウォール、アクセス制御など)
  • トヨタ自動車  Entune 3.0 : AGLに基づく次世代インフォテインメント システム搭載 2019 RAV4
  • Tuxera  Ubiquitous QuickBoot : AGLによる2つのインフォテインメント システム。1つはTuxeraのUbiquitous QuickBootを搭載したシステムで、数秒で自動車のIVIシステムにフル アクセスできます。複数のIVIを接続するリレー ボタンがすぐに両システムを同時に電源オフにします。このボタンを押すとシステムの”コールド ブート”シナリオが起動し、リアルタイム シナリオの起動時間の改善が示されます。
  • VNC Automotive  コネクティビティソリューション : スマート デバイス、自動車、クラウド間の接続を可能にするコネクティッド カー ソリューション。Android Auto、CarPlay、MirrorLink、SmartDeviceLink、Baidu CarLifeを含む全ての一般的なコネクティビティ スタンダードに加えて、iOSとAndroidデバイスの完全なリモート コントロールを初めてご紹介

Automotive Grade Linux (AGL) について

Automotive Grade Linuxは、コネクテッド カー向けフル オープン ソフトウェア スタックの開発導入を促進するオープンソース協業プロジェクトです。AGLは、その中核にあるLinuxの機能と強みを生かし、自動車メーカーと技術系企業との連携によって共通のオープン プラットフォーム開発を実現しようとしています。そのようなプラットフォームがあれば、OEMはユーザーエクスペリエンスを完全制御でき、業界は必要な技術革新を速やかに行うことができます。AGLプラットフォームは誰でも使用でき、誰でもその開発に参加できます。詳細情報はこちらです。https://www.automotivelinux.org/

Automotive Grade Linuxは、The Linux Foundationがホストするプロジェクトです。Linux Foundation プロジェクトは独立した資金によるソフトウェアプロジェクトで、共同開発の力で業界やエコシステム全体のイノベーションを推進しています。

 

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The Linux Foundationはさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundationの商標一覧はこちらのページでご確認いただけます。LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。