The Linux Foundation が新たに LF Edge を発足、エッジ向け統一オープンソース フレームワーク確立へ

エンタープライズ、IoT、テレコム、クラウドから、60社以上のグローバルな創設メンバーが、エッジ コンピューティングと未来のIoTのためのオープンソース フレームワークで協業

2019年1月24日サンフランシスコ発 – オープンソースを通じた大規模イノベーションの実現に取り組む非営利団体であるThe Linux Foundationは、ハードウェア、シリコン、クラウド、OSから独立したエッジ コンピューティングのためのオープンで相互運用可能なフレームワークを確立するための統括組織「LF Edge」の発足を発表しました。LF Edgeは、最初は5つのプロジェクトで構成されており、低レイテンシー、高速処理、モビリティを必要とする非伝統的なビデオとコネクティッドなものの分野で新たなエッジ アプリケーションをサポートします。

LF Edgeには、これまで The Linux Foundation傘下の独立したプロジェクトである Akraino Edge Stack、EdgeX Foundry、Open Glossary of Edge Computingが含まれます。また、新たにスマートホーム デバイスを通じて収集されたリアルタイム データ向けのハブを作成するプロジェクトと、非依存型の標準エッジ アーキテクチャを構築するプロジェクトが、それぞれSamsung ElectronicsとZEDEDAからコントリビュートされました。

The Linux Foundationのゼネラル マネージャーである Arpit Joshipura は、次のように述べています。
「LF Edgeの市場機会は、複数のエッジとドメインにわたる複雑な環境における、業界、企業、消費者のユースケースに広がります。創設メンバーとして60社のグローバルな組織が集まり、新たにプロジェクトがコントリビュートされるなど、発足時に私たちを後押しするサポートのレベルの高さに興奮しています。AT&TによるAkrainoや、Dell EMCによるEdgeX Foundryなど、既存のコードおよびプロジェクトのコントリビューションと合わせた今回の大規模な支援は、LF Edgeがエッジ / IoTアプリケーション開発を変革する体制が整っていることを意味しています。」

テレコム、クラウド、エンタープライズ (ロケーション、レイテンシー、モビリティの差別化) のベストをもたらすソフトウェア スタックの構築を通じて、LF Edgeは、2020年までに200億を超えると見込まれる急速に増加するエッジ デバイス間のデプロイメントを加速するために、より大きな調和を確実にする支援を行います。より広範なIoTを成功させるために、現在の断片化されたエッジ市場は、協力して問題のあるセキュリティの脆弱性を識別・保護し、業界の将来に対する共通の建設的なビジョンを推進する必要があります。

LF Edgeプロジェクトの詳細 :

  • Akraino Edge Stack は、エッジ コンピューティング システム / アプリケーションに最適化された高可用性クラウド サービスをサポートするオープンソース ソフトウェア スタックを開発しています。
  • EdgeX Foundry は、IoTエッジ コンピューティングのための共通のオープンフレームワークの構築に重点的に取り組んでいます。
  • Samsung ElectronicsによりコントリビュートされたHome Edge Project は、日常生活の様々なデバイスで動く、堅牢で信頼性が高くインテリジェントなホーム エッジ コンピューティング フレームワーク / プラットフォーム / エコシステムを推進することに注力する新しいプロジェクトです。
  • Open Glossary of Edge Computing は、エッジ コンピューティング分野に関する簡潔な用語集を提供しています。
  • ZEDEDAによりコントリビュートされたProject EVE (Edge Virtualization Engine) は、複雑で多様なオンプレミスおよびオフプレミスのハードウェア、ネットワーク、アプリケーション選択に対応するオープンで非依存型の標準エッジ アーキテクチャを構築します。

IoTが、レガシーな組み込みデバイスから高いコンピュート パワーを持つクラウド ネイティブ コンピューティング デバイスへ交換が進むにつれ、エッジおよびIoT開発者は、ベンダーに依存しないプラットフォームと自社のデバイスをデプロイし、安全性を確保するための共通の語彙を必要とします。製造業、都市、政府、エネルギー、運輸、小売、住宅、ビルディング オートメーション、自動車、物流、ヘルスケアなどの業界は全て、多くの異なるシステム、ドメイン、ハードウェア、ソフトウェアを使用することから、エッジ コンピューティングにより変革される可能性があります。

断片化されたエッジコンピューティングの世界に結束を

既にいくつかの活気ある統括組織 – Cloud Native Computing Foundation、LF Networking、LF Deep Learningなど – をホストしているThe Linux Foundationは、オープンソース コミュニティを構築するための中立的な仕組みを提供します。The Linux Foundationの後援のもと、LF Edgeは、より良くセキュアなエッジ開発を推進し、今日の多様で複雑なエッジプロジェクトのための共同のビジョンを描きます。

LF Edgeは、業界をリードする創設メンバーによりサポートされています。: (プレミア) Arm、AT&T、Baidu、Dell EMC、Dianomic Inc.、Ericsson、HP Inc.、HPE、Huawei、IBM、Intel、inwinStack、Juniper Networks、MobiledgeX、Netsia、Nokia Solutions、NTT、OSIsoft、Qualcomm Technologies、Radisys、Red Hat、Samsung Electronics、Seagate Technology、Tencent、WindRiver、Wipro、ZEDEDA (ゼネラル) Advantech Co.、Alleantia srl、Beechwoods Software Inc.、Canonical Group Limited、CertusNet、CloudPlugs Inc.、Concept Reply、DATA AHEAD AG、Enigmedia、EpiSensor、Foghorn Systems Inc.、ForgeRock US Inc.、Foundries.io、Hangzhou EMQ Technologies Co. Ltd.、IOTech Systems Ltd.、IoTium、KMC、Linaro、Mainflux、Mocana、NetFoundry、Packet、Pluribus Networks、RackN、Redis Labs、VaporIO、Vitro Technology Corp.、Volterra Inc.、Wanxiang Group (アソシエイト) Automotive Edge Computing Consortium (AECC)、Beijing University of Posts and Telecommunications (BUPT)、Electronics and Telecommunications Research Institute (ETRI)、Infrastructure Masons, Inc.、Project Haystack

LF Edgeの詳細、参加方法はこちらをご覧ください。

LF Edgeプロジェクト 支援コメント (原文)

“End-to-end cohesion requires big companies to come together to foster the space for industrial collaboration and emerging architectures across mobile, residential, SMB and enterprise organizations when dealing with the edge,” said Roman Shaposhnik, vice president of Product and Strategy, ZEDEDA. “This initiative provides critical leadership — not just a piece of the edge puzzle — with the ultimate output being working code.”

“As devices play more important roles in our everyday lives, the edge computing is one of the key driving forces for a new computing paradigm within the IT industry,” said Seunghwan Cho, executive vice president of Samsung Research, the advanced R&D arm of Samsung Electronics’ device business. “As Samsung is one of the leading open source contributors at LF Edge, we’ll be in the forefront of realizing and accelerating edge computing, which can provide assistance to a wide array of fields, including Home Edge, Industrial, and Mobile Edge Computing (MEC).”

“The Linux Foundation has created the perfect vehicle for collaboration and coordination across the diversity of LF Edge projects,” said Matt Trifiro, former chair of the Open Glossary of Edge Computing and chief marketing officer, Vapor IO. “We see the the Open Glossary playing a vital role in fostering a shared understanding that accelerates innovation. We look forward to working with the all of the LF Edge projects to cross-pollinate terminologies and harmonize the lexicon.”

“We are thrilled by the progress of Akraino Edge Stack so far and excited to see the Linux Foundation deepen its commitment into edge computing,” said Oliver Spatscheck, former Akraino Governing Board chair and assistant vice president at AT&T Labs. “The launch of LF Edge will accelerate edge innovation and drive real business value by bringing a diverse set of edge players under one roof.”

“LF Edge will create a comprehensive and coordinated set of foundational open source tools to enable developers to accelerate time to value in creating IoT and Edge computing solutions,” said Jason Shepherd, former Governing Board chair of EdgeX Foundry, and IoT and Edge Computing chief technology officer at Dell Technologies. “We look forward to continuing to foster IoT interoperability within the EdgeX community in addition to collaborating across LF Edge projects to develop de facto-standard APIs for intelligent interactions between the application and infrastructure planes within the broader edge ecosystem.”

他のLF Edge創設メンバーによる支援コメントはこちらをご覧ください。

The Linux Foundationについて

The Linux Foundationは、オープン テクノロジの開発や企業展開を加速するエコシステム構築のための組織として、世界のトップクラスの開発者や企業から選ばれています。The Linux Foundationは世界中のオープンソース コミュニティと協力して、史上最大の共有技術投資を作り出すことにより、難解な技術問題を解決しています。2000年に創設されたThe Linux Foundationは、ツール、トレーニング、イベントなどを提供することでさまざまなオープンソース プロジェクトの成長を助け、企業単体では実現できない経済効果の創出に寄与しています。詳細については、www.linuxfoundation.org を参照してください。

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The Linux Foundationはさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundationの商標一覧はこちらのページでご確認いただけます。LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。