マイクロソフトが OpenChain プロジェクトのプラチナ メンバーに

世界のテクノロジー リーダーがオープンソース コンプライアンスの標準化をサポート
サプライチェーン全体の予測可能性と効率性を強化

2019年2月6日、サンフランシスコ発OpenChainプロジェクト(オープンソースのライセンス コンプライアンスをシンプルで一貫性のあるものにすることでオープンソースの信頼を高めようとするプロジェクト)は、マイクロソフト(Microsoft Corp.)がプラチナ メンバーとして加盟したことを発表しました。OpenChainには12月にも、Uber、Google、Facebookなどの大企業が続々と加盟しています。OpenChainは、サプライチェーンにおけるオープンソース コンプライアンスの唯一の標準であり、オープンソース ライセンス コンプライアンスを企業が無理なく管理するために必要な仕様、包括的なプロセス、ポリシー、トレーニングを提供します。これにより、オープンソース ライセンス コンプライアンスは、ソフトウェア サプライ チェーンの参加者にとって予測可能で理解しやすく、効率的なものになります。

企業は、新しい製品やサービスを構築する際に、サプライチェーンを通じて何十億行というオープンソース ソフトウェアを使用します。企業間のコード フローにおける重要な課題の1つは、関連するライセンス要件が確実に、タイムリーかつ効果的に満たされるようにすることです。OpenChainプロジェクトは、これらの課題をクリアするための一貫した方法を企業に提供します。ハードウェアの分野でも、ソフトウェアの分野でも、オープンソースがサプライチェーンのあらゆる段階において重要な入力要素であることを考えると、この取り組みの重要性は計り知れません。

OpenChainのメンバーになることで、Microsoftは、オープンソース ソフトウェア コンプライアンスのためのベスト プラクティス作成や標準定義を支援します。その結果、同社の顧客は、ヘテロジニアスな環境でMicrosoftの技術と他の技術を統合できるようになります。OpenChainの仕様に適合することは、組織が高品質なオープンソース コンプライアンス プログラムの重要要件を順守していることの証明となり、サプライチェーンにおける組織間の信頼関係を高めます。購買者は調達しやすくなり、提供者は優先ステータスを手に入れやすくなります。

Microsoftの副顧問 (Assistant General Counsel) であるDavid Rudin氏は、次のように述べています。
「信頼はオープンソースの要であり、オープンソース ライセンス コンプライアンスは信頼構築の要です。OpenChainプロジェクトに参加し、コミュニティとともに、オープンソースのエコシステムとサプライチェーンの信頼構築に役立つコンプライアンス標準を策定していきたいと思います。」

また、OpenChainのゼネラル マネージャーであるShane Coughlanは、次のように述べています。
「Microsoftがこのプロジェクトに参加したことに興奮しており、彼らの技術に期待しています。Microsoftは、オープンソースだけでなく標準化においても強力な支援者です。彼らのメンバー加盟によって、企業、クラウド、自動車、シリコン企業などからなるコミュニティのバランスが大きく改善され、あらゆる業界のあらゆる規模の企業に適したOpenChain標準が実現します。」

なお、プラチナ メンバーであるMicrosoftは、その代表者がOpenChainの理事会メンバーにもなります。OpenChainプロジェクトには、同社のほかにプラチナ メンバーとして、Adobe、ARM Holdings、Cisco、Comcast、Facebook、GitHub、Google、Harman International、日立製作所、Qualcomm、Siemens、ソニー、東芝、トヨタ自動車、Uber、Western Digitalの各社が加盟しています。

参考サイト


OpenChainプロジェクトについて

同プロジェクトは、オープンソースのライセンス コンプライアンスをよりシンプルで一貫性のあるものにすることで、オープンソースへの信頼を高めます。OpenChain仕様書は、すべての上質なコンプライアンス プログラムが満たすべき一連の主要な要件を定義しています。OpenChainカリキュラムは、オープンソースのプロセスとソリューションに関する教育的な基盤を提供し、OpenChain仕様書の重要な要件をカバーしています。OpenChainに適合することにより、組織はこれらの要件を順守していることを表明できます。その結果、ソフトウェア サプライ チェーンの参加者にとって、オープンソースのライセンス コンプライアンスがより予測可能で理解しやすく、効率的なものになります。

The Linux Foundationについて

The Linux Foundationは、オープン テクノロジーの開発や商用展開を加速するエコシステム構築のための組織として、世界のトップクラスの開発者や企業から選ばれています。The Linux Foundationは世界中のオープンソース コミュニティと協力して、史上最大の共有技術投資を作り出すことにより、難解な技術問題を解決しています。2000年に創設されたThe Linux Foundationは、ツール、トレーニング、イベントなどを提供することでさまざまなオープンソース プロジェクトの成長を助け、企業単体では実現できない経済効果の創出に寄与しています。詳細については、www.linuxfoundation.orgを参照してください。