最も普及しているオープンソースの SDN コントローラー OpenDaylight が6周年を迎え、最新版 Neon をリリース

By 3月 26, 2019 3月 27th, 2019 Networking and Orchestration, Press Release
  • OpenDaylightは6年間で、10リリース / 1000人以上の作成者・サブミッター / 10万件以上のコミットを記録、10億人を超えるグローバル ネットワーク ユーザーを強力にサポート
  • Neonは、SDNコントローラー機能を強化し、ONAP、Kubernetes、OpenStackなどのエッジ、クラウド ネイティブ、ダウンストリーム プロジェクトのサポートを向上

2019年3月26日 サンフランシスコ発 - オープン ネットワーキング プロジェクト間のコラボレーションとオペレーショナル エクセレンスを促進する LF Networking (LFN) は、最も普及しているオープンソースの Software Defined Networking (SDN) コントローラーである OpenDaylight (ODL) が6周年を迎え、最新版 OpenDaylight Neon をリリースしたことを発表しました。

OpenDaylight は、Linux Foundation 初のネットワーキング プロジェクトで現在は LFN に属しています。採用を加速し、イノベーションを促進し、SDNに対するオープンでトランスペアレントなアプローチを作成するオープンソース フレームワークとして2013年にプロジェクトが設立されました。今日 ODL は、10億人を超えるグローバル ネットワーク ユーザーを強力にサポートする、最も普及しているオープンソース SDN コントローラーになりました。10番目のリリースとなる OpenDaylight Neon は、オープンでスケーラブルで相互運用可能なネットワーキング ソリューションを促進し、開発者、インテグレーター、ユーザーのエコシステムをサポートすることへの業界のコミットメントを表しています。

OpenDaylight の技術運営委員会 (TSC) 議長である Abhijit Kumbhare 氏は、次のように述べています。
「主にモジュラーと拡張可能なソフトウェア アーキテクチャが、さまざまなユースケースでOpenDaylightを使うことを可能にしてきました。」

Linux Foundationのオペレーション、ネットワーキング、オーケストレーション担当バイス プレジデントである Phil Robb は、次のように述べています。
「Neonは、OpenDaylightの長寿命と、Kubernetes、ONAP、OPNFV、OpenStack など他のプロジェクトとのインテグレーションを証明しています。絶えず進化する SDN ユースケースを強化するアップデートと機能を備えたプラットフォームを提供することに対するコミュニティの結束に感銘を受け続けています。」

最も普及しているオープンソース SDN コントローラー

  • スコープ、ダイバーシティ、デプロイメント : 10万件以上のコミットをコントリビュートした数多くの組織から参加する1000人以上の作成者 / サブミッターの支援により OpenDaylight はわずか6年間で10リリースを提供しました。さらに、ODLベースのソリューションは10億人を超えるグローバル ネットワーク ユーザーを強力にサポートしています。
  • トップベンダー、エンドユーザーからのサポート : ODLのコミュニティ コントリビューションは、当初の厳選されたクリエイター グループから、時の経過とともにさまざまなグローバル ユーザー / ベンダーへと徐々に移行し、現在全て ODL ベースのソリューションを構築、活用しています。
  • 需要の高いアップストリーム : 堅牢なオープンソース SDN コントローラーとしてODLは、Akraino Edge Stack、Kubernetes、OpenStack、ONAP、OPNFVを含む、ネットワーク スタックの各レイヤーの主要なダウンストリーム プロジェクトで非常に需要が高い状況が続いています。

多くの業界パートナーがODLプラットフォームをデプロイし、オープンSDN / NFVのパワーを実現し続けています。最近のケースとして以下が挙げられます。

  • 韓国で最大規模の光ネットワークシステムメーカーである Coweaver は、ODLを使用してネットワーク管理サービス(NMS)を構築しました。韓国および世界各地のベンダーによって利用されています。
  • PANTHEON.tech の lighty.io を搭載した FRINX の UniConfig は、OpenDaylightをベースにしており、ベンダーはアプリケーションを迅速に構築、デプロイできます。
  • Inspur の OpenDaylight ベースの SDN コントローラは、中国の企業と政府両方のクラウド環境で仮想デバイスと物理デバイスを管理するために使用されます。
  • OpenDaylight ベースの SDN コントローラー ソリューションのプロバイダーである Lumina Networks は、NoviFlowとのパートナーシップで、共同でコストとネットワークの複雑さを軽減するインテント ベースでテラビット規模のネットワークを作成し提供するソリューションの一部として OpenDaylight を使用しています。
  • また、Lumina Networks は、OpenDaylight の利点を、高度なモデル間変換やクラウド ネイティブ アプリ (またはマイクロ サービス) 開発環境だけではなくレガシー デバイスにも拡張するプラットフォームであるLumina Extension & Adaptation Platform (LEAP) を発表しました。
  • Telecom Argentina は、カスタマー エクスペリエンスを向上させ、データ転送コストを削減するCDNトラフィック最適化機能など、幅広いユースケースのためにOpenDaylightを選択しました。
  • OpenStack、Kubernetes、OPNFV、ONAPとのコラボレーションを含む、他のオープンソース コミュニティとのインテグレーションも増え続けています。 ONAP は、5G や CCVPN のようなユースケースのために、APP-C、SDN-C、SDN-Rプロジェクトで OpenDaylight を使用しています。

また同時に、AT&TCableLabsChina Mobile、Ericsson、Globo.com、Orange、TencentVerizonを含むSDN採用企業は、引き続き OpenDaylight を自社のネットワークとソリューションで活用しています。OpenDaylight ユーザー ストーリーの詳細はこちらをご覧ください。

主なSDNユースケースに対するクラス最高の機能をもたらす OpenDaylight Neon

光トランスポート ネットワーキング、WAN接続、ルーティングのほか、クラウドやエッジ環境における仮想ネットワーキングなど、Neon にはネットワーキング ユースケースに重要な最新機能が含まれています。また、Neonは新たた安定性とスケーラビリティのエンハンスメントを特徴とし、次世代のネットワーキング ソリューションを促進するために他のオープンソース コミュニティと協力することで、プロジェクトのリーダシップを強化しています。具体的なエンハンスメントは以下の通りです。

  • プロダクション ネットワークでの OpenDaylight の適合性を更に高めるために、Neonリリースでクラウド/エッジ ネットワーク仮想化機能が強化されました。
  • 光トランスポート インフラストラクチャ コントロールは、オープン ノースバウンドAPIを使用して上位レベル コントローラーとの相互運用性を保証する新機能を提供します。
  • WAN接続 : Fluorine の成熟した BGP スタック上に構築された Neon は、エラー報告、再起動、ネットワークの安定性を向上させる機能強化をもたらします。
  • 安定性と信頼性の向上 : Neon には、機能強化とバグ修正に加えて、安定性とスケールの改善が含まれています。 OpenDaylightは、インフラストラクチャの機能強化を続けており、ベンダーやダウンストリームのオープンソースプロジェクトがOpenDaylightに依存する製品やプラットフォームを迅速にまとめてデプロイすることをより容易にしています。

OpenDaylight Neon の詳細は https://www.opendaylight.org/what-we-do/current-release/neon をご覧ください。

今後の予定

2019年4月3日-5日 カリフォルニア州サンノゼで行われる Open Networking Summit (ONS)と併せて 4月1日-2日次期リリースのための OpenDaylight Sodium Developer Forum を主催します。詳細は https://wiki.opendaylight.org/view/Events:Sodium_Dev_Forum をご覧ください。OSNのLFNブースでは、ネットワーク サービスメッシュとのOpenDaylightインテグレーション デモを行います。2019年半ばに予定されているONAP Dublinには、SDN-C と APP-Cモジュールをサポートするための OpenDaylight Fluorine が含まれます。

OpenDaylightへの継続的な支援コメント (原文)

AT&T
“We are pleased to congratulate OpenDaylight on its sixth birthday,” said Brian Freeman, Distinguished Member Technical Staff, AT&T Labs. “AT&T has been using OpenDaylight since Hydrogen, with production deployments since Helium in 2015. Today, we have global deployments with L3 applications using BGPCEP and NETCONF. Our deployments span control of L0 OpenROADM devices to L7 Mobility PNFs and VNFs. Needless to say, we look forward to test-driving Neon and deploying it to production.”

Cisco
“OpenDaylight has massively evolved in its six short years and I’m incredibly proud to have been part of the community from the beginning,” said Dave Ward, CTO of Engineering and Chief Architect, Cisco.  “With a large, sustainable community showing strong collaboration across a diverse set of developers, vendors, and end users, its become the de facto open source SDN controller for the industry. It’s great to see how many other hugely impactful OSS projects are using ODL at their core. I’m very excited to watch it’s evolution into the future. Happy Birthday ODL!”  

Ericsson
“Congratulations to the OpenDaylight community on both the Neon release, and the longevity that it’s sixth anniversary represents,” said Eric Ericsson, Head of Solution line NFVi, Ericsson. “Ericsson continues actively to upstream to the  OpenDaylight community and to use the ODL open source software in our commercial NFVi solutions, that enable telecom operators evolved to 5G and to be more productive and lower OPEX and CAPEX expenditures. This includes solutions for onboarding cloud based services, as well as offering intra and inter cloud network automation, multi tenancy and other advanced networking use cases. Ericsson has so far deployed ODL software to  more than 50 service providers worldwide”.

INSPUR
“Warm congratulations to the OpenDaylight community on the release of Neon and project’s sixth anniversary,”  said Max Zhang, CTO, Inspur Cloud Service Group. “Inspur’s Cloud Engine SDN Controller 2.0, based on OpenDaylight Nitrogen SR2 release, has been deployed in both government and enterprise clouds environments. It helps our customers to deploy businesses quickly and flexibly, automate network management, and significantly reduce the cost of operation and maintenance.  Future Inspur Cloud Engine SDN Controller releases will continue to use the newest and most stable OpenDaylight release to provide even more features for our customers.”

Lumina Networks
“The digital transformation OpenDaylight was built to support, isn’t easy,”  said Andrew Coward, CEO of Lumina Networks. “But in six years, this impressive effort of community innovation has managed to start returning network control and service innovation to the Service Providers. It’s an honor to contribute to our shared goals and continue to reach these release milestones.”

Red Hat
“The OpenDaylight project started a little more than six years ago with an ambitious set of goals, creating a community from scratch to build an evolving, flexible and open source software-defined networking platform,” said Chris Wright, CTO, Red Hat. “Over those six years, we’ve seen the power of community-driven innovation take OpenDaylight from an aspiration to a thriving open source ecosystem of SDN developers and users. Congratulations to the ODL community on their continued success with the launch of the Neon release.”

Linux Foundationについて

2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、linuxfoundation.org をご覧ください。

###

The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundation の商標一覧はこちらのページ でご確認いただけます。
Linux は Linus Torvalds の登録商標です。