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Akraino Edge Stack、コネクティッド カー、AR / VR、AIエッジ、通信アクセス向けのエッジ アプリケーション ユースーケースを拡張

  • Akraino R2 は、スケール、効率、高可用性における新しいレベルの柔軟性を提供する一方で、エッジ アプリケーションのデプロイメントを加速
  • Akraino R1のエッジ スタック機能を拡張 ー テスト・検証済みでデプロイメント可能なネットワーク クラウド、IoTエッジ、エンタープライズ エッジ、テレコム エッジ分野のブループリントを新たに拡張

2020年1月16日 サンフランシスコ発 - ハードウェア、シリコン、クラウド、OS から独立したエッジ コンピューティングのためのオープンで相互運用可能なフレームワークの確立を目指す Linux Foundation 傘下の統括組織 LF Edge は、Akraino Edge Stack リリース2 (Akraino R2) の提供開始を発表しました。Akraino R2では、さまざまなエッジユースケース向けに新たに追加されたデプロイメント可能な自己証明型ブループリントにより、インテリジェント エッジ機能をさらに強化しています。

2018年に発足し、現在 LF Edge 傘下で ステージ3 (インパクト ステージ) プロジェクトである Akraino Edge Stack は、エッジ コンピューティング システム / アプリケーション向けに最適化された高可用性クラウド スタックをサポートするオープンソース ソフトウェア スタックを開発しています。エンタープライズ エッジ、オーバーザトップ (OTT) エッジ、キャリア エッジ ネットワークのエッジ クラウド インフラストラクチャを改善するように設計されており、ユーザーに新しいレベルの柔軟性を提供します。エッジ クラウドサービスを迅速にスケーリングでき、エッジでサポートされるアプリケーションと機能を最大化し、常に稼働しなければならないシステムの信頼性の確保に役立ちます。

Linux Foundation の Networking、Automation、Edge & IoT 担当ゼネラル マネージャーである Arpit Joshipura は、次のように述べています。
「Akrainoコミュニティはこの1年で急速に成長し、現在 LF Edgeプラチナ メンバー企業の70%と、そのほかのブループリントを展開しはじめた世界中のエコシステム パートナーによるコントリビューションが含まれています。Akraino R2では、強力なコミュニティ コラボレーションにより、オープンソース エッジ分野で現在および未来のテクノロジーをサポートするより多くのブループリントがエコシステムにもたらされます。」

Akraino R2 について
Akraino R2は、エッジ サービスをデプロイメントするためのコミュニティ検証済みのエッジ クラウド ブループリントを提供することにより、5G、産業用IoT、テレコム、およびエンタープライズ エッジ クラウド サービスを迅速にスケーリングする新しいレベルの柔軟性のために、オープンソース エッジ クラウド イノベーションの次のイテレーションをもたらします。ブループリントは、オープン スタンダードのもと、相互運用性、パッケージ化、テストに対応しており、ユーザーの全体的なデプロイメント コストとインテグレーション時間を削減します。

Akraino R2には、ユーザーとコミュニティ メンバーによりテストされ実際のハードウェア ラボでの検証が行われた 6つのブループリント ファミリーと14のブループリントが含まれています。Akraino R1で提供されたエッジ スタックの領域横断的なエッジ ユースケースが強化されるとともに、コネクティッド車両、AR / VR、NFV、通信アクセス、SDNソリューションとのインテグレーション、厳格なコミュニティ スタンダードによるプロジェクト プロモーションをサポートする新しいエッジ スタックも拡張されています。

すぐに使用でき実績のある14のブループリントは、更新された Akraino R1ブループリントと、5つの新しいブループリントのイントロダクションが含まれています。

  • コネクティッド車両 : 本ブループリントはオープンソースMECプラットフォームを確立し、位置の正確性、リアルタイム交通情報によるナビゲーション、ドライバーの安全性向上、交通ルール アラートなどのユースケースを可能にします。
  • IECタイプ4 : AR / VR指向エッジ スタック : エッジで稼働するAR / VRアプリケーションにフォーカスした本ブループリントは、 AR/VRインフラストラクチャを構築し、仮想教室シミュレーションを通じて教師・生徒ともにオンライン教育経験を向上する仮想教室アプリケーションを導入します。
  • インテグレーテッド クラウドネイティブ NFV / アプリケーション スタック (ICN) : ICNは、マルチ クラウド、マルチ エッジ、マルチ パーティー オーケストレーション環境で Edge Providers for Zero Touch Provisioning サポートを可能にする単一のデプロイメント モデルでエッジ デプロイメントに関する全体的な課題に対処します。コンテナ ランタイムとサービス オーケストレーションのためにKubernetes と ONAP4K8s を統合し、ベアメタルと仮想デプロイメントをサポートします。
  • Network Cloud と Tungsten Fabric : 本ブループリントは、Kubernetes 向けのクラウドネイティブ インテグレーションと OpenStack 向けの Neutron プラグインをサポートする SDN コントローラーとして Network Cloud を LF Networking 傘下の Tungsten Fabric と実装します。これにより、オペレーターが Tungsten Fabric をデプロイメントツールおよびコントロール インフラストラクチャとして活用できるます。
  • SDN-Enabled Broadband Access (SEBA) : Telco Appliance ブループリントファミリーに属する SEBA は、SDN-enabled Broadband Access (SEBA)プラットフォームをサポートするように調整されたアプライアンスを提供します。本ブループリントは、Akraino R1で導入された Radio Edge Cloud (REC) で導入された再利用可能なモジュール セットを利用します。

Akraino R2 に関する詳細はこちらをご覧ください。 LF Edge および傘下のプロジェクトに関する詳細・参加方法は https://www.lfedge.org/をご参照ください。

今後について
コミュニティは今後、Akraino R2 ブループリントと自動ブループリント検証ツールを強化すると同時に、エッジ AI/ML、5G、MEC/Slice、タイム クリティカル エッジ、Micro-MECなど、多くの新たなブループリントを含む Akraino R3 を計画しています。

4月20日から21日までロサンゼルスで開催されるOpen Networking and Edge Summit (ONES) North America では、Akraino を含む LF Edge コミュニティが最新のオープンソースエッジ開発を共有します。

Linux Foundationについて
2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、www.linuxfoundation.org をご覧ください。

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Linux は Linus Torvalds の登録商標です。

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