Fintech Open Source FoundationがLinux Foundation傘下に ー 金融サービス分野の開発を拡大・加速

Linux Foundationのもと、FINOSはデスクトップの相互運用性、データ モデリング、コンプライアンスなどに対処するフィンテック プロジェクトに携わる世界最大規模の金融サービス企業とテクノロジー企業に対し、業界全体にわたるコラボレーションのためのフォーラムを提供します。

2020年4月9日 サンフランシスコ発 ー オープンソースを通じた大規模イノベーションの実現に取り組む非営利団体であるLinux Foundationと、金融サービスにおけるオープンソース ソフトウェア、標準、ベストプラクティスの採用を加速させることを使命とする非営利団体Fintech Open Source Foundation (FINOS) は、FINOSがLinux Foundationの組織になることを発表しました。これに伴いLinux FoundationはFINOSの運用資産を取得することに合意しました。

Linux FoundationはFINOSを金融サービス業界におけるオープンソースおよび標準のさらに進んだ発展を促進するための統括プロジェクトとして位置づけます。エグゼクティブディレクターGabriele Columbro氏が率いるFINOSチームがLinux Foundationに加わり、Columbro氏は任務を継続します。

金融サービス業界は最も早くからLinuxを採用している業界の一つであり、オープンソース採用の長い歴史があります。大規模・中小規模問わずフィンテック企業はオープンソースを活用して、クラウドコンピューティングから分散型ネットワーク、ブロックチェーン、機械学習や人工知能に至るまで、新しい技術の革新に取り組んできました。FINOSはオープンソース コントリビューションに関する業界の主要なステークホルダーをまとめる役割を果たしており、グローバルなオープンソース コミュニティとLinux Foundationのサービスおよびリソースを通じて、今後は活動を拡大・加速させることができます。

Linux Foundationのエグゼクティブ ディレクターであるJim Zemlinは、次のように述べています。
「わずか2年足らずで、FINOSは金融サービスにおけるオープンソース コラボレーションの重要な基盤になりました。この分野ではテクノロジー主導のソリューションに焦点が当てられており、プロジェクトの次段階のイノベーションを実現するために、私たちとFINOSの2つのコミュニティを一緒にする時がきたと感じています。グローバルな金融サービス コラボレーションの未来を共に描いていく中で、Gab、FINOSチーム、メンバーと協力することを楽しみにしています。」

Gabriele Columbro氏は以下のように述べました。
「FINOSは35社のメンバーと幅広いコミュニティのおかげでプロジェクト ポートフォリオ全体で大きな成長を遂げています。クラウド コンピューティング、金融モデリング、デスクトップの相互運用性、メッセージング、ツール、データ テクノロジーなど、具体的で差し迫ったトピックに対してオープンソース プラクティスを適用することへのFINOSコミュニティの情熱と献身は、金融サービスにおけるオープンソースの変革に対応するポテンシャルを確立しました。私たちは、この成長を加速させるためにLinux Foundationと力を合わせ、さらに多様性あるメンバーとプロジェクトをFINOSに迎え入れることに興奮しています。」

FINOS チェアでCitigroupのAlejandra Villagra氏は、次のように述べています。
「オープンソース技術は、金融サービス業界の未来に欠かせないものです。FINOSがLinux Foundationの組織になったことで、私たちはリソースの幅広いネットワークを活用し、共通のビジネス問題や業界の課題に対してテクノロジーソリューションを提供するための協力をさらに加速させ、将来のテクノロジーの展望を形作ることができます。」

FINOS バイスチェアでMorgan Stanleyのマネージング ディレクターであるDov Katz氏は、次のように述べています。
「ここ数年間でFINOSは幅広い分野のオープンソース プロジェクト/標準で協力するバイサイド、セルサイド、フィンテック、テクノロジー企業のコミュニティ作りに成功しました。Linux Foundationに加わることで、同様の問題解決に取り組むパートナー、才能ある開発者とエンジニアのグループを拡大し、コミュニティのイノベーションをさらに加速させることができます。」

デスクトップ プラットフォームの責任者でRefinitivのRobert Coletti氏は、次のように述べています。
「データとテクノロジーが共通の標準に基づいて統合できると、グローバルな金融コミュニティは恩恵を受けます。今後もFINOSとの連携を継続し、Linux Foundationの一員として新たな機会を提供できることを楽しみにしています。」

Wipro Limitedのゼネラル マネージャー&グローバル オープンソース プラクティス リーダーであるAndrew Aitken氏は、次のように述べています。
「金融サービス会社の戦略的オープンソース パートナーとして、FINOSおよびそのメンバーと緊密に連携し、金融サービス業界におけるオープンソースの採用とベストプラクティスを推進しています。私たちは、オープンソースが銀行のエンタープライズ トランスフォーメーションを加速する上で重要な役割を果たしていると認識しており、Linux Foundationとの緊密な関係がFINOSの参入をさらに早めることにつながると信じています。」

Red Hatのシニア バイスプレジデント&CTOであるChris Wrightは、次のように述べています。
「金融サービス機関は、膨大なオープンソースを含む新技術を迅速に取り入れ、市場を拡大し顧客価値を創造してきました。エンタープライズ オープンソースと、それが安定性を維持しながらイノベーションを推進する力について注視することは、企業にとってますます重要になります。Linux Foundationのアクティブなメンバーとして、このコラボレーションにより金融サービス業界が進化するテクノロジー ランドスケープに適応し、利益を生む大きな可能性を秘めていることに期待します。」

FINOSは、開発者、金融・テクノロジー業界リーダーからなる多様なコミュニティで、オープンソースが金融サービスで普及することを実現するためのコントリビューションに取り組んでいます。過去2年間で急速に成長した同コミュニティでは、現在30社以上のメンバー組織、300人以上のコントリビューター、業界全体の参加者に価値を提供する多くのオープンソース プロジェクトが活動しています。

Linux Foundationについて

2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、www.linuxfoundation.org をご覧ください。

FINOSについて

Fintech Open Source Foundation (FINOS) は、オープンソースソフトウェア、標準、ベストプラクティスの採用における、金融サービス業界のコラボレーションとイノベーションを加速させることを目的とした独立系の会員制組織です。FINOSは、オープンソースソフトウェアを共通の標準規格とともに採用するグローバルな金融機関は、急速に進化する技術的状況がもたらす成長の機会を掴むことができる最適なポジションにいると考えています。FINOSには、30社以上の金融サービス/テクノロジー メンバー、300人以上のコミュニティ コントリビューター、75以上のオープンソース リポジトリによって推進される11のプログラムがあります。FINOSは、データ、クラウド、相互運用性、分散型技術など、業界のイノベーションの主要分野でのコラボレーションを実現します。FINOSは501(c)(6) 団体で、カリフォルニア州バーリンガムに拠点を置き、ニューヨークとロンドンにオフィスがあります。詳細については、www.finos.org をご覧ください。

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The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundation の商標一覧はこちらのページでご確認いただけます。

Linux は Linus Torvalds の登録商標です。

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