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The Linux FoundationとRISC-V Foundationが提携、オープン アーキテクチャ新時代の実現を目指す

RISC-V Foundationが、Linux Foundationのツール、インフラストラクチャ、サービス、トレーニング プログラムを活用へ

2018年11月27日サンフランシスコ & バークレー発 – オープンソースを通じた大規模イノベーションの実現に取り組む非営利団体であるThe Linux Foundationと、メンバーによる管理のもとフリーでオープンなRISC-V命令セットアーキテクチャ (ISA) の導入と実装を促進する非営利団体であるRISC-V Foundationは、RISC-V ISAのオープンソース開発と導入の加速を目指し提携することを発表しました。

RISC-V Foundationには世界各国から210を超える企業、学校、個人メンバーが参加し、前年比100%のメンバー増加を達成しています。今回のThe Linux Foundationとの提携により、RISC-V Foundationは、あらゆるコンピューティング プラットフォームで新しいアプリケーションとアーキテクチャを開発するための支援を受けてRISC-Vエコシステムを成長させることができます。

非営利団体RISC-V Foundationのエグゼクティブ ディレクターであるRick O’Connor氏は、次のように述べています。
「RISC-V ISAの導入が国際的に急速に進む中、RISC-Vエコシステムの爆発的な成長をサポートするために規模とリソースの拡張が求められています。両組織のオープンソース ネイチャーを考えるとLinux Foundationは理想的なパートナーです。今回のLinux Foundationとの提携により、アクティブなRISC-Vコミュニティに強力なサポートと教育ツールを提供し、OS、ハードウェア実装、開発ツールを迅速に拡張できるようになります。」

The Linux Foundationのエグゼクティブ ディレクターであるJim Zemlinは、次のように述べています。
「RISC-Vは、AI、マシン ラーニング、IoT、AR (拡張現実)、クラウド、データセンター、半導体、ネットワーキングなどのアプリケーションで多くのマーケットにおいて絶大な牽引力を持ちます。RISC-Vは、オープン ハードウェア アーキテクチャを大きく前進させるポテンシャルがある技術です。私たちは、RISC-V Foundationと協力してRISC-V ISA導入を促進し、強力なエコシステムをグローバルに構築することを楽しみにしています。」

2015年の設立以来、RISC-V Foundationは業界をリードする技術企業とスタートアップが一緒になり、幅広いオープンソース / プロプライエタリのRISC-Vハードウェア / ソフトウェア ソリューションを可能にするために協業するエコシステムを急速に進化させました。メンバーは、セキュリティ、パフォーマンス、電力、効率性、柔軟性など、今日の最も複雑な設計上の課題を解決しています。

The Linux Foundationは、中立的なガバナンスとオープンソース開発のベストプラクティスに加えて、トレーニング プログラム、インフラストラクチャ ツール、コミュニティ アウトリーチ、マーケティング & リーガル専門知識など、RISC-Vエコシステムに役立つリソースを提供します。

RISC-V ISAは、オープン性、シンプルさ、クリーンストレート設計、モジュール性、拡張性、安定性などで他のアーキテクチャよりも多くのアドバンテージがあり、アーキテクチャ上で新しいレベルのソフトウェア / ハードウェア自由度を提供します。

The Linux FoundationとRISC-Vのコミュニティは、コネクティッドでリソース制約のあるデバイス向けの小型でスケーラブルなオープンソースRTOSであるZephyrと、RISC-Vベースのプラットフォーム上でLinux OSを実行するためのスタートガイドで既に協業を始めています。ZephyrとLinuxのガイドは、2018年12月3日サンタクララで開催するRISC-V Summit会期中に、The Linux FoundationおよびRISC-V Foundationの設立プレミア メンバーAntmicro、Google、Microchip Technology、Western Digitalのプロジェクト コントリビューターによるトレーニング クラスで公開される予定です。RISC-V Summitに関する詳細は、こちらをご覧ください。

RISC-V Foundationについて

RISC-V (リスク ファイブ) は、オープン スタンダード コラボレーションを通じてプロセッサー イノベーションの新時代を実現するフリーでオープンなISAです。2015年に設立されたRISC-V Foundationは、プロセッサー イノベーションの新時代実現に取り組むソフトウェア / ハードウェア イノベーターによる初のオープンな共同コミュニティを形成する200を超えるメンバーにより成り立ちます。学術研究機関で生まれたRISC-V ISAは、アーキテクチャー上で新しいレベルの自由で拡張可能なソフトウェア / ハードウェア フリーダムを提供し、今後50年間のコンピューティング デザインとイノベーションの道を切り開いています。

メンバーにより管理された非営利団体であるRISC-V Foundationは、未来の開発を指揮しRISC-Vの導入を促進します。RISC-V Foundationのメンバーは、RISC-V ISA仕様および関連するハードウェア / ソフトウェア エコシステムにアクセスし、開発に参加することができます。詳細はこちらをご覧ください。

The Linux Foundationについて

The Linux Foundationは、オープン テクノロジの開発や企業展開を加速するエコシステム構築のための組織として、世界のトップクラスの開発者や企業から選ばれています。The Linux Foundationは世界中のオープンソース コミュニティと協力して、史上最大の共有技術投資を作り出すことにより、難解な技術問題を解決しています。2000年に創設されたThe Linux Foundationは、ツール、トレーニング、イベントなどを提供することでさまざまなオープンソース プロジェクトの成長を助け、企業単体では実現できない経済効果の創出に寄与しています。詳細については、www.linuxfoundation.org を参照してください。

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The Linux Foundationはさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundationの商標一覧はこちらのページでご確認いただけます。LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。

The Linux Foundation
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